
合成繊維にはさまざまな種類がありますが、良く知られているのがナイロンとポリエステルです。しかし、ナイロンとポリエステルの明確な違いを理解している方は少ないのではないでしょうか?
そこで今回はナイロンとポリエステルの違いや素材の特徴、お手入れ方法などをわかりやすく解説するので参考にしてください。
ナイロンとは主に石油を原料とするポリアミドという合成樹脂から作られる繊維をいいます。
女性用のストッキングとして商品化されたのが始まりで、ナイロンの名前は伝染しないという意味のnorun(ノーラン)が由来です。
ナイロンにはいくつかの種類があります。現在でも生産されているのはデュポン社が開発した世界で初めてのナイロンで合成繊維に近い肌触りのナイロン6,6と、東レ(生産当時は東洋レーヨン)が開発した木綿に近い肌触りのナイロン6です。
ナイロンの特徴として、摩擦に強く綿の約10倍の強度があることや、繊維自体に伸縮性があることが挙げられます。
他にも、シワになりにくい、吸水性が低くすぐに乾く、天然素材と比較して格段に軽いなどの特徴があり、さまざまな製品に利用されています。
ナイロンが利用されている主な製品は下記のとおりです。
ポリエステルは石油を原料に作られた合成繊維の一種です。
ペットボトルの原料ともなるポリエチレンテレフタレートで作られる繊維が一般的で、他にもポリエチレンナフタレートやポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどの種類の繊維もあります。
ポリエステルの特徴は素材が丈夫で縮みや型崩れが起きにくいことです。
また、耐摩耗性に優れている、虫害を受けにくい、日焼けが起きにくい、長時間外気に触れても劣化しないなどの特徴もあり、さまざまな製品に利用されています。
ポリエステルが利用されている主な製品は下記のとおりです。
ナイロンとポリエステルは同じ合成繊維のため、よく混同されることがありますが、それぞれの特徴は異なります。
本来の性質としては吸水性や吸湿性はナイロンの方が高く、速乾性ではポリエステルの方が高いです。
ただし、ポリエステルが吸水速乾機能素材として利用されるケースがあります。
これはポリエステルの繊維形状に異形断面などを採用して毛細管現象が起こさせることで、本来の速乾性に加えて天然繊維を上回る吸水性を持たせられるためです。
摩擦や摩耗への耐性はナイロンの方が強く、他の合成繊維と比較しても圧倒的に強い素材として知られています。
一方、ポリエステルはナイロンには及ばないものの、摩耗に対する強い耐性があります。
また、素材自体の強度は、ナイロンは引っ張りに強く、ポリエステルは衝撃に強いです。
素材そのものの耐熱性を比較した場合、ポリエステルの方が耐熱温度は若干高くなります。
ただし、ナイロン・ポリエステルともに熱に強い素材ではありません。そのため、アイロンがけや乾燥機の使用については品質表示に従って慎重に行う必要があるでしょう。
耐薬品性ではナイロン・ポリエステルともに強いです。
ただし、ナイロンは耐酸性が低く、ポリエステルは耐アルカリ性が低いなど、耐薬品性の特性は異なります。
燃焼性を比較した場合、ナイロンは燃えにくく、ポリエステルは燃えやすいのが特徴です。
また、燃え方にも違いがありナイロンは炎を近づけると溶けながら徐々に燃え、炎を話すと燃え続けません。また、燃焼時には毛が焦げたような臭いが発生します。
一方、ポリエステルは煤の多い炎を出し、刺激臭を発しながら燃えます。
ナイロンやポリエステルの衣類などは、自宅で洗濯可能です。
ナイロン・ポリエステルともに、他の素材が混ざっていると洗濯の仕方が異なる場合があるため、品質表示タグに記載されている方法で洗濯してください。
洗剤は弱アルカリ性またはおしゃれ着用の中性洗剤を使い、ナイロンはしわの発生を、ポリエステルは毛玉の発生を防ぐため、洗濯ネットを使って洗濯しましょう。
また、どちらの素材も基本的には自然乾燥させます。変色や色落ちの可能性もあるため、洗濯後は日陰干しにて乾かしてください。
アイロンはどちらの素材も天然素材と比較すれば熱に弱いため、アイロンの温度を中以下に設定し、あて布を使いましょう。
ただし、洗濯をして素材が痛むのを避けたい場合はや正しく洗濯する自信がない場合は、クリーニングに出すことをおすすめします。
今回はナイロンとポリエステルの違いや特徴、お手入れ方法などを解説しました。
ナイロンもポリエステルも合成繊維の一種ですが、特徴や特性が異なる別の素材です。また、お手入れ方法は似ているものの、やり方次第では素材を痛める可能性もあるので十分に注意してください。
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