古くはズックとも呼ばれ、綿や麻や亜麻などを、平織りで織った厚手の布が帆布(はんぷ)です。帆船の帆に使わ れていたのがその名の由来とされていて、あまり聞き覚えがないという方も多いようですが、実は私たちの身の 回りでも、さまざまなモノに利用されています。体育の授業で使用されている体操マット、跳び箱、油絵用のキャ ンバス、テントの天幕、丸帯や相撲のまわしなどにも、帆布が選ばれています。

ここではバッグ・カバンに特化して、マチありとマチなしではどのような違いがあるかを検証しています。新し いビジネスバッグなどを購入する方にはためになる情報ですので、是非参考にしてください。
もともとは、大海原を走行する帆船の帆に使用されていただけあって、帆布は頑丈で耐久性が高い以外にも、
防水性にも優れています。雨や海水で濡れたとしても、水が浸透しにくいことも大きな特徴です。
バッグとして利用する場合は、この特徴を活かして、通気性は抜群によいけれど、バッグの外が雨で濡れても、
中に入れていたモノが濡れるのを防いでくれます。
帆布は、非常に丈夫な平織という方法で織られているのに加えて、複数の糸をより合わせ織ることで、より頑
丈に仕上げることができます。ちなみに、糸の太さによって1~11号に分類されていますが、号数が低いほど
糸が太く、生地は厚くなっています。
前記した通りに、素材は綿や麻や亜麻の天然素材が使用されているため、はじめのうちはごわついて、硬さを
感じ過ぎてしまうかもしれませんが、バッグとして利用する場合は、使っているうちに徐々に馴染んで柔らかく
なっていき、革製品と同じように、よい意味で色合いも味わい深いものに変化していきます。
一般的に、バッグには種類別に6~11号の帆布が使用されています。
6号帆布は、糸が太いことから、より自然な風合いを感じられる特徴があって、丈夫さが求められるビジネストー トーや、ショルダーバッグなどに多く使用されています。
6号に比べると頑丈さは劣りますが、まだしっかり厚みは感じられて、型崩れもしにくく、ボストンバッグやリュッ クなどと、幅広い種類のバッグに対応できます。
かなり薄手となってしまいますが、手触りはしっかりとしていて、バッグとして利用する場合の耐久性もまったく問 題ありません。
バッグとして利用するのに最も薄い生地のため、耐久性には不安が出ますが、その分扱いやすいメリットがあり、 ご自身でミシンなどを用いて、帆布バッグを作成する場合はおすすめです。
帆布の号数によって、厚みや柔らかさがまったく異なり、耐久性や防水性も通気性も違ってくるので、用途に合 わせて帆布バッグの選び方も変わってきます。素材以外にも、さまざまなデザインのバッグが販売されていて、 トートバッグからウエストポーチまで多くの種類が用意されていて、カジュアルはもちろん、フォーマルにも使 用できる商品がたくさんラインナップされています。
お洒落上級者や、帆布バッグをこれまで何度も体験している方は別として、はじめて帆布バッグを購入する方で、
どれにしようか迷っているなら、帆布の生地の特徴や魅力を思う存分味わうことができる、シンプルデザイン
を選択することをおすすめします。
そもそも帆布バッグのデザインは、シンプルなものが多いのですが、無駄に装飾がされ過ぎていないほうが、
生地の魅力をしっかり自分の目と感触でも体感することができ、どのような場面やコーディネートにも取り入れ
やすいメリットがあります。
何といっても、帆布生地の魅力は丈夫さと軽さです。仕事用のバッグとして人気の理由が、バッグ自体が軽いうえに、たくさん荷物を入れて持ち運んでも、バッグを痛める心配が無用なところです。
やはり毎日使うバッグは、たくさん持ち歩いても、肩や腕などの体に負担がかからないことが、最も大きなポイントです。
ビジネスで使用する場合も、プライベートで持ち歩く場合も、開口部が広く、モノを出し入れしやすい点が、バッグ選びの大事なポイントです。ただし、防犯面を考えて、中身が丸見えのバッグは危険なので、口留めやファスナーがついている商品だと安心です。
ご自分でジャブジャブ洗えることも、帆布バッグの大きな魅力の1つですが、手洗いに適さない商品もあるので、
購入する際にはその点をしっかり確認してください。そのような商品の場合は、気になる汚れはブラシなどを使っ
て落とすようにして、カラ拭きする程度にし、自然に汚れていく風合いを楽しみましょう。
手洗いが可能なバッグは、漂白剤や蛍光剤が入っていない中性洗剤で、水かぬるま湯でこすり洗いした後、水
切りをしてシワを伸ばし、日陰の風通しのよい場所に干して乾かしましょう。





















































