更新日:2026年8月28日

トートバッグを選ぶ際、「船底マチ」「角底マチ」「横マチ」などの違いがわからず、迷うことがあります。
マチとは、バッグに奥行きを持たせる部分です。マチがあることで厚みのある荷物を収納しやすくなりますが、同じマチ幅でも形状によって荷物の収まり方は異なります。
この記事では、トートバッグの主なマチの種類や船底マチ・角底マチの違い、お弁当や書類など用途別の選び方を解説します。
マチとは、バッグの奥行きや厚みを作る部分です。
マチなしのトートバッグは平らな形状ですが、マチがあると底や側面が広がり、立体的な荷物を収納しやすくなります。
トートバッグの商品サイズでは、一般的に以下のような表記が使われます。
| 表記 | 意味 |
|---|---|
| W | 幅 |
| H | 高さ |
| D | 奥行き・マチ |
たとえば「W350×H350×D100mm」であれば、マチは約10cmです。
バッグを選ぶ際は、幅と高さだけでなくDの数値も確認しましょう。
マチ幅が10cmあっても、船底と角底では底面の形が異なります。
そのため、「マチが何cmあるか」だけでなく、どのような形でマチが付いているかまで確認することが大切です。

トートバッグのマチには、完成したバッグの形状で見ると主に次の種類があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 船底マチ | 底部分が広がる |
| 角底マチ | 底と側面が立体的に広がる |
| 横マチ | 側面の折り込みが広がる |
| マチなし | 奥行きがないフラット型 |
また、縫製方法では「三角マチ」「別マチ」などの呼び方をする場合もあります。
商品選びでは細かな縫製方法よりも、完成したバッグの底面・側面・マチ幅を見ると用途との相性を判断しやすくなります。
船底マチは、バッグの底部分に奥行きを持たせた形状です。
荷物を入れると底が広がり、正面から見ると丸みのあるシルエットになりやすい特徴があります。
船底マチは、書類だけでなくポーチやボトルなど、形の異なる荷物をまとめて収納しやすいタイプです。
そのため、
など幅広い用途に向いています。
使わないときは比較的平らにしやすい点もメリットです。
角底マチは、底面が四角く広がる形状です。
底と側面に奥行きがあるため、箱や弁当箱など底面を持つ荷物を収納しやすい特徴があります。
角底は、次のような物を入れる用途に向いています。
特に、荷物をできるだけ水平に入れたい場合は、バッグのマチ幅だけでなく底面のサイズも確認しましょう。
角底は底面が広いため安定しやすい形ですが、必ず自立するとは限りません。
生地が薄く柔らかい場合は、空の状態では形を保ちにくいことがあります。
自立性を重視する場合は、マチの形だけでなく生地の厚みや硬さも確認してください。

船底と角底は、どちらも収納力を高められる形ですが、得意な荷物が異なります。
| 比較項目 | 船底マチ | 角底マチ |
|---|---|---|
| マチの形 | 底部分が広がる | 底と側面が広がる |
| シルエット | 丸みが出やすい | 四角くなりやすい |
| 普段使い | ◎ | ○ |
| 書類+小物 | ◎ | ◎ |
| 弁当箱 | ○ | ◎ |
| 箱・商品 | ○ | ◎ |
| 折りたたみやすさ | 比較的高い | 商品による |
幅広い荷物を入れるなら船底、形のある物を安定して入れたいなら角底が選択肢になります。
たとえば、どちらも10cmのマチがあるバッグでも、底面が四角い角底のほうが幅10cm程度の箱を収めやすい場合があります。
反対に、衣類やタオル、小物など形が一定でない荷物なら、船底でも十分収納できます。
何cmのマチかだけで判断せず、入れる物の形も考えることがポイントです。
横マチは、バッグの側面に折り込みがあり、荷物を入れると横方向へ広がるタイプです。
荷物が少ないときは薄くできるため、収納力と携帯性を両立しやすい特徴があります。
横マチタイプは、レジバッグやマルシェバッグなどでも見られる形状です。
荷物の量に合わせて広がるため、買い物用品などサイズや形が異なる物をまとめて入れたい場合に向いています。
マチを選ぶときは、最初から「10cmがいい」「15cmあれば安心」と決めるのではなく、入れる物から逆算しましょう。
おすすめは次の順番です。
まず、主に何を入れるのかを決めます。
特に弁当箱や箱などの場合は、横幅・高さだけでなく奥行きも測っておきましょう。
荷物に合わせて形状を選びます。
| 入れる物 | 選び方の目安 |
|---|---|
| 書類だけ | マチなし~浅め |
| 書類+ノベルティ | 船底マチ |
| 弁当箱 | 角底マチ |
| 箱・商品 | 角底マチ |
| 買い物用品 | 船底・横マチ |
| 小物を複数収納 | 船底・角底 |
最後に、荷物の奥行きとバッグのマチ幅を比較します。
荷物とほぼ同じ寸法では出し入れしにくい場合もあるため、幅や高さを含めて余裕を確認しましょう。

お弁当用トートバッグでは、単純な容量よりも弁当箱の底面が収まるかが重要です。
たとえば弁当箱の奥行きが10cmなら、バッグも10cm以上の底面を確保できるか確認します。
ただし、実際には縫い代やバッグの形状によって内寸が異なる場合があるため、多少余裕を持たせると使いやすくなります。
角底は底面が平らになりやすいため、弁当箱を水平に収納したい場合に適しています。
水筒やペットボトルも一緒に入れる場合は、マチだけでなくバッグの横幅や高さも確認してください。
書類用の場合は、入れる物の量によって必要なマチが変わります。
薄いA4資料やパンフレットだけを入れるなら、マチなしバッグでも十分なケースがあります。
フラットなので書類を収めやすく、大量配布時にも保管しやすいのがメリットです。
展示会などで、
などをまとめて渡す場合は、船底などのマチありが使いやすくなります。
厚いカタログを複数冊入れる場合も、必要な厚みを事前に確認しましょう。
必要なマチ幅は荷物によって異なりますが、選ぶ際の目安は次のとおりです。
| マチ幅の目安 | 向いている用途 |
|---|---|
| ~5cm程度 | 書類・薄い冊子+小物 |
| 5~10cm程度 | 本・ポーチ・配布物 |
| 10~15cm程度 | 弁当箱・水筒・普段使い |
| 15cm以上 | 箱・買い物用品・かかさばる荷物 |
ただし、同じ10cmでも船底と角底では使い勝手が異なります。
そのため、マチ幅+形状+W・Hの全体寸法をセットで確認しましょう。
バッグ全体のサイズによるため、一概には決められません。
船底はさまざまな形の荷物を入れやすく、角底は箱や弁当箱など立体物を効率よく収納しやすい特徴があります。
書類だけなら、必ずしもマチは必要ありません。
カタログやノベルティも一緒に入れる場合は、マチありを選ぶと収納しやすくなります。
まず弁当箱の奥行きを測り、それ以上の底面を確保できるバッグを選びましょう。
弁当箱が奥行き10cmなら、10cm以上を一つの目安として、多少余裕のあるサイズを検討します。
必ずしもそうとは限りません。
マチが広すぎるとバッグ自体がかさばるため、普段入れる荷物に合ったサイズを選ぶことが重要です。
角底でも、生地が薄く柔らかい場合は自立しないことがあります。
自立性を求める場合は、底面の形に加えて生地の厚みや硬さも確認しましょう。

トートバッグのマチには、船底・角底・横マチなどがあります。
それぞれの特徴を整理すると、
となります。
重要なのは、「マチが何cmあるか」だけで選ばないことです。
まず入れる物を決め、その形に合ったマチの種類を選び、最後に必要なマチ幅を確認すると、自分の用途に合ったトートバッグを選びやすくなります。










