手書きイラストをトートバッグに!スマホで簡単データ化&背景透過のコツ

子供の描いた絵がプリントされたトートバッグを嬉しそうに持つ日本人の親子

お子様が一生懸命描いた似顔絵や、スケッチブックに描き溜めた自作のイラスト。「この絵をトートバッグにして持ち歩けたら素敵だな」と思ったことはありませんか?

「でも、うちはスキャナもないし、パソコンで画像編集なんてできない……」

そう諦める必要はありません。実は、お手持ちのスマートフォンと無料アプリさえあれば、紙に描いたイラストをプロ顔負けのプリントデータに変換することができるのです。

この記事では、アナログの手書きイラストをデジタルデータ化し、トートバッグに綺麗にプリントするための手順を分かりやすく解説します。


手書きイラストをトートバッグにする2つのアプローチ

まず、手書きの絵をバッグにするには大きく分けて2つのルートがあります。目的とクオリティに合わせて選びましょう。

1. 自宅で転写シートを使う(自作)

アイロンプリントシートに、スキャン(またはコピー)した絵を印刷して貼り付ける方法です。

  • 特徴: 手軽ですが、絵の周りに「透明な糊のフチ」が残ったり、洗濯で剥がれやすかったりします。

2. データ化してプロに依頼する(推奨)

イラストを写真データとして取り込み、プリント業者に入稿する方法です。

  • 特徴: インクが生地に馴染むため、「まるで最初から製品として売られていたような」自然な仕上がりになります。1枚から安価で作れる今、クオリティを求めるならこちらがおすすめです。

【準備編】綺麗にプリントするための「イラストの描き方」

データ化の作業に入る前に、実は一番重要なのが「原稿の描き方」です。これから絵を描く場合は、以下の2点を意識するだけで仕上がりが劇的に美しくなります。

用紙は「真っ白」が基本!裏写りにも注意

ノートの罫線や、画用紙のザラつきは、スキャンした際に「ノイズ(汚れ)」として残ってしまいます。
プリント用に描くなら、「真っ白なコピー用紙」や「ケント紙」がベストです。また、裏面に文字などが書いてあると透けて写ってしまうため、新しい紙を使いましょう。

線は「濃く・太く・はっきりと」

白い紙に黒い太いマーカーで一生懸命絵を描いている日本人の子供の手元

トートバッグの生地(キャンバス地)は目が粗いため、鉛筆のような細く薄い線は、印刷するとかすれて見えなくなってしまうことがあります。
黒のサインペンやマジックを使い、はっきりとした線で描くのがコツです。

画材 データ化のしやすさ アドバイス
黒マジック・ペン ◎ とても簡単 くっきり写り、失敗が少ない
クレヨン ◯ 普通 カスレも味になるが、薄い色は飛びやすい
色鉛筆・鉛筆 △ 難しい 線が細すぎると印刷に出ない可能性あり
水彩絵の具 △ 難しい 淡いグラデーションは色が沈みやすい

【実践編】スマホで完結!手書きイラストのデータ化3ステップ

それでは、実際に描いた絵をトートバッグ用のデータにしていきましょう。スキャナがなくても、スマホカメラで十分です。

Step1. 撮影(スキャン)|影を入れずに撮るコツ

壁に貼った子供の絵をスマートフォンで撮影している日本人女性

普通にカメラで撮ると、自分の手やスマホの「影」が入ってしまい、絵が暗くなりがちです。以下の方法を試してみてください。

  • 明るい場所で: 自然光が入る窓際などが最適です。
  • 壁に貼るか、斜めから: 机に置いて真上から撮ると影が入る場合、絵を壁にテープで貼って正面から撮るか、少し離れてズーム機能を使うと影を回避できます。
  • スキャンアプリの使用: 「Googleフォトスキャン」や「Adobe Scan」などの無料アプリを使うと、斜めから撮っても自動で四角く補正してくれます。

Step2. 補正|コントラストで「白」を飛ばす

撮影したままの写真は、白い紙の部分が「薄いグレー」として写っています。
スマホの写真編集機能で、以下のように調整してください。

  • コントラスト(対比)を上げる: 線をより黒く、紙をより白く際立たせます。
  • 明るさ(露出)を上げる: 紙の薄暗いグレーを「真っ白」に飛ばします。

Step3. 背景透過|なぜ「透明化」が必要なの?

カフェのようなリラックスした空間でスマホアプリを操作している日本人女性

ここが最大のポイントです。
紙の「白い部分」がデータに残ったままだと、トートバッグには「四角い白い枠」として印刷されてしまいます(特に色のついたバッグの場合)。

イラストの線だけを印刷したい場合は、「背景透過(画像の透明化)」という処理が必要です。
「背景透明化」などの機能を持つ無料アプリを使い、イラスト以外の白い部分をタップして削除(透明に)しましょう。保存形式は必ず「PNG形式(透過PNG)」を選んでください。

困ったときは?データ作成のお助けツールとアプリ

「透過処理なんて難しそう…」と感じる方のために、スマホで簡単に操作できるアプリのジャンルをご紹介します。

スキャナアプリとペイントアプリの活用

  • スキャン系アプリ:
    書類を綺麗に撮るためのアプリですが、イラストの線画抽出にも優秀です。「白黒モード」などにすると、一発で線画だけをくっきり残せることがあります。
  • お絵描き系アプリ(アイビスペイントなど):
    撮影した写真を「線画抽出」という機能で読み込むことができます。これを使えば、アナログの絵をデジタルの線として取り込み、アプリ上で色を塗り直すことも可能です。

世界に一つの手書きトートバッグ活用事例

自分の絵がプリントされたトートバッグを肩にかけて公園でポーズをとる日本人の子供

手間をかけてデータ化したイラストは、様々なシーンで活躍します。

子供画伯の個展グッズ

お子様の独創的な絵をトートバッグに。成長の記録としてはもちろん、おじいちゃんおばあちゃんへのプレゼントとしても最高に喜ばれます。

お店のオリジナルショッパー

手書きのロゴやメニューイラストをプリントして、カフェや雑貨店のオリジナルエコバッグに。手書きならではの「ぬくもり」がお店の雰囲気を伝えます。

寄せ書きをバッグに

白い紙にみんなで寄せ書きをしてデータ化すれば、卒業記念や退職祝いのサプライズギフトになります。

まとめ

手書きイラストをトートバッグにする工程は、「1. 濃く描く」「2. 影なく撮る」「3. 背景を透明にする」の3つが基本です。

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、最近のスマホアプリは非常に優秀なので、パズル感覚で楽しめるはずです。
「どうしても背景透過がうまくできない!」という場合は、データ調整サービスを行っているプリント業者もありますので、まずは気軽に相談してみましょう。

デジタルの綺麗さとアナログの温かみが融合した、世界に一つのトートバッグ作りをぜひ楽しんでください。

よくある質問(FAQ)

Q:鉛筆で描いた薄い絵でもプリントできますか?

A:そのままでは綺麗に印刷されない可能性が高いです。
鉛筆の線は光を反射しやすく、スキャン時に薄くなりがちです。上からペンでなぞるか、アプリを使って線を濃く太く補正(2値化など)してから入稿することをおすすめします。

Q:スマホのアプリで描いたデジタルイラストも入稿できますか?

A:はい、もちろん可能です。
最初からデジタルで描いたイラストは画質も良く、プリントに最適です。保存する際は、背景レイヤーを非表示にして「透過PNG」形式で書き出すと、背景なしで綺麗にプリントできます。

Q:背景を透明にしないとどうなりますか?

A:紙の形(四角形)のままプリントされます。
白いキャンバストートにプリントする場合、紙の白と生地の白が近いため目立たないこともありますが、色付きのバッグ(ネイビーや黒など)の場合は、絵の周りに白い四角い背景がはっきりと印刷されてしまいます。

お買い物ガイド

納期について
納期は通常、デザイン校了後、受付完了条件を満たした日より7~10営業日で発送しております。
名入れなし商品は即日~3営業日で発送しております。
納期について
送料について
一回のご注文合計金額が、11,000円(税込)以上の場合、送料無料!(北海道・沖縄を除く)
送料について
データ入稿ガイド
ご入稿いただくデータの作成方法及びご入稿に際しての注意事項をご説明いたします。
データ作成ガイド
お支払い方法について
代金引換、銀行振込、クレジットカードがご利用できます。銀行振込の場合は連絡メールにて金額をご確認のうえお振込みください。
お支払い方法について
印刷方法
バッグへの名入れ印刷色は、基本色 計12色からお選びいただけます。
印刷方法・印刷色・印刷範囲について
キャンセル・変更・返品について
お客様都合による返品・交換・キャンセルは原則としてお受けできません。不具合のある商品の場合に限り、商品の返品・交換を承っております。
キャンセル・変更・返品について
よくあるご質問
お客様からよくいただくご質問をまとめました。ご不明な点などお困りの際には、まず一度ご参照ください。
よくあるご質問
プライバシーマーク
個人情報保護方針
ジャストコーポレーションに送信されたお客さまの情報は、適切に保護されています。

ページの先頭へ