
トートバッグは使い勝手が良い分、持ち手や底が黒ずみで汚れて見えることがあります。汚れを落とすために洗濯をすると、型崩れしたりしわになったりするのではないかと、不安を覚える方もいるでしょう
黒ずみは人の手あかやホコリ、カビでできており、一つ一つは微々たる大きさの汚れです。しかし蓄積すると視認できる程、大きく厄介な汚れを形成します。
今回はトートバッグの汚れの原因や簡単に落とす方法を紹介します。黒くくすんだトートバッグを元通りにして、きれいな状態を長期間保つお手入れの方法が分かるため、ぜひご一読ください。
トートバッグの黒ずみを引き起こす原因は人間の手あか、大気中のホコリ、空気中のカビです。人の手から出る汗や皮脂が付着し酸素と結び付き、酸化反応を起こすことで、黒い頑固な汚れが形成されます。
汗の量は個人の体質やトートバッグの使用環境にも関係しますが、指や肌の分泌物が接触する可能性をゼロにはできません。また手指から出た脂と空気中のホコリがトートバッグに張り付くと、毛玉のような状態と化して黒い塊になる場合があります。
特に綿100%の表面が凸凹したトートバッグは隙間にホコリが入り込みやすく、要注意です。
カビは空気中にいる間は無色透明ですが、養分となるホコリが多く繁殖に適した高温多湿な環境だと一体化して黒ずみを形成します。
水分、気温、汚れの3条件がそろうと黒カビが増殖するため、小まめにホコリを落とすことと雨や水にぬれたときにすぐ乾かすことが大切です。
黒ずみで汚く見えるトートバッグは早く何とかして、元通りにしたいと思うかもしれません。しかしお手入れの方法が分からず、やむなくそのまま放置しているケースもあるでしょう。そこでトートバッグの黒ずみを簡単に落とす方法を紹介します。
ノートの文字を消すかのように、表面の汚れを消しゴムでこすると消える場合があります。しつこい頑固な黒ずみには効かないときもありますが、軽いものなら効果を発揮します。
キャンバス素材のトートバッグの場合、キャンバスクリーナーと呼ばれる掃除グッズの使用もおすすめです。
汚れを取り除いた後はブラシをかけて、削りかすを落とすことも忘れないようにしましょう。また、こする力が強すぎると生地が傷む恐れがあるため、加減が必要です。
消しゴムは手軽にできる汚れ落としの方法です。簡単に汚れを落とせるため、せっけんでこすったり洗濯機にかける前にぜひ試してみてください。
汚れが付きやすい持ち手や底を部分的に手入れしたい場合、せっけんの使用が効果的です。風呂場で体を洗うときに使っているせっけんを直接こすりつけた後、歯ブラシでかき出すように汚れを落とします。
水で洗い流してせっけんをきれいに落とした後、タオルで水気を吸い取り陰干しします。しわを防ぐためには、手で上下左右にトートバッグをピンと伸ばしてから干すと効果的です。
せっけんでこすっただけできれいにならないときは、もう一工夫必要です。黒ずみの原因となる皮脂は水に溶ける性質を持っています。大きめのおけやバケツを用意して、トートバッグ全体を40度程度のぬるま湯に漬けると、汚れを落としやすくなります。
サイズが大きめのトートバッグは全面的に汚れが目立ちやすく、洗濯機を使って洗いたいと感じるケースも珍しくありません。型崩れやしわの危険があるため、極力手洗いが望ましいとはいえ、洗濯機の使用はNGではありません。
ポイントは手洗いもしくはドライコースを選択して、脱水機能を「弱」または「オフ」にすることです。洗濯機から取り出したらタオルで優しく水分を拭き取り、ハンガーに掛けて陰干ししましょう。
洗濯機にトートバッグを入れる場合も、汚れを確実に落とすために手で予備洗いした方が賢明です。
一度できた黒ずみも簡単に落とせる可能性があるとはいえ、最初から汚れがないきれいな状態を保てるに越したことはありません。使用前後に一手間加えるだけで汚れる可能性を軽減できます。トートバッグをきれいに使い続けるためのこつを紹介します。
雨や水滴をはじく防水スプレーは、ホコリやカビの付着防止にも力を発揮する便利グッズです。使う前にトートバッグがしっかり乾いていて、汚れが付着していない状態を確認してから噴射しましょう。
ただし防水スプレーの効果は、永久に持続するものではありません。汚れが付きやすくなったと感じたら、定期的に噴射する必要があります。またトートバッグの色や素材、スプレーの種類次第ではスプレー液が染みになる可能性があります。
防水スプレーはさまざまな種類が販売されており、何を使えば良いか迷う場合もあるでしょう。おすすめは衣類にも使え、繰り返し使用することで撥水効果が高くなるフッ素系のスプレーです。
使用後はブラシをかけ、表面のちりやホコリを取り除きましょう。毛先が柔らかいブラシを使うと、生地が傷むリスクを抑えられます。ブラシは市販の豚毛や馬毛の製品を使えば、特段問題ありません。
表面のホコリは蓄積すると皮脂と結び付くだけでなく、カビの温床ともなる厄介な存在です。小まめにケアして、蓄積する前に取り除くことが重要です。汚れがたまりやすい持ち手や生地の合わせ部分、底部は他のところ以上に丁寧に磨きましょう。
トートバッグの軽い黒ずみは消しゴムでこすれば、簡単に消せる場合があります。頑固な汚れも部分的なものにとどまれば、せっけんで水洗いして乾かすときれいになるでしょう。
黒ずみが広範囲に及び、またはよほどしつこい場合は洗濯機による全体的な洗浄が必要になるかもしれません。
重要なのは塊を形成する程、ひどい状態になる前に防止することです。小まめな防水スプレーの使用とブラシがけで、常にきれいな状態を保つようにしてください。










